更新履歴

8月19日
情報誌『YIWU WALK』PDF版をUPしました。義烏市内地図や福田市場案内図を紹介しています。

6月11日
コラム『中国人とのおつきあい①挨拶・コミュニケーション』UPしました。

5月30日
浙江省視察買付サイトオープンしました。

5月10日 
義烏歴史探検記サイトオープンしました。

義烏の市場

義烏マーケット(義烏小商品市場)
義烏小商品市場は通称福田市場と言わる義烏市にあるメインの卸売り市場で、幕張やインテックス大阪のような常設ブースが約6万軒ある世界最大の日用雑貨卸し売り市場で、170 万種 類以上の商品が扱われています。東京ドーム30 個分の広さがあり、5 回の引越し10回の増設が行われました。義烏小商品市場は「義烏国際商貿城」・「篁園市場」・「賓王市場」という3つの大きなマーケットと、これらのマーケットの周辺に配置されている数多くの専門街に構成され、家電製品、玩具、化粧品、手工芸品、衣料品、寝具、革製品、家具、文房具、ニット製品など手に入らないものはないと言われています。2011年にはさらに国際商小商品城10000軒のテナントが増設される予定です(国際商小商品城)。

1区は主にアクセサリー、玩具、装飾、2区、什器、雑貨、3区、家電製品、4区、化粧品、スポーツ用品、5区、衣類などの別れています。通常1区から5区まで、昇り降りせず、直線で歩くだけで約4時間かかります。市場基本的に卸売市場で小売りはしませんが、交渉によりサンプルの販売は可能です。価格は日本国内の販売されている価格の1/10~1/5ぐらいと考えてください。例えば、日本で600~1000円ぐらいで売られているネクタイは80円~120円ぐらいで販売されています。最低仕入れドットは、最低12個、50個など様々ですが、価格の安い例えば1本5円のボールペンなどは最低1万本の購入が必要となります。1週間いても見きれない程の店舗数ですが、たいていのお客様は2日間、市場を歩くと歩けなくなる程、疲れるようです。

福田市場で商品を仕入れ、日本のネットショップなどで販売し、月100万円以上稼ぐ若者なども多く出て来ており、チャンスの市場と言われていますが、後進国への輸出が多く不良品などのリスクもあります。注文した商品が、ほぼ完璧な商品である日本の感覚は通用せず、アテンド・買付サポート会社への検品を依頼することをお薦めします。
参考サイト:義烏アテンド・買付サポート会社 セレクト20

福田市場の大きさを実際に見られると衝撃を受けると同時に、値段にも驚嘆することは間違いないでしょう。市場内は平均5階建てとなっており、昇り降りも多いので、軽装、運動靴などでの視察をお薦めします。市場は年中無休。営業時間は午前10時から午後5時ぐらいです。また、まず、福田市場を見た方は、アテンド・買付サポート会社等を通じて工場見学に行き、徐々に工場との直接取引を充実させていかれることをお薦め致します。また、市場内は、日本語はもちろん、英語も話せない人も多いので、中国語のガイドアテンドを依頼することをお薦め致します。

1985年から約20年間で2800倍という奇跡のGDP成長を遂げた義烏の中核施設がこの福田市場です。また、福田市場を運営する中国小商品城集団は上海株式市場に上場し、安定した株価の上昇を続けています。




義烏国際商貿城
「義烏国際商貿城」(一期)は2002年10月に国際的需要を意識して建設された市場で、投資総額7億人民元、建築面積34万平方メートル、4階建ての巨大な市場です。1階に造花 玩具類、2階にはアクセサリー全般 装飾関係、3階には工芸品、4階には工場直営店が入居しています。その他の市場も同様で、取り扱い品目によって店舗が集められています。
商品のジャンルは幅広く、小物や雑貨からおもちゃ、ぬいぐるみ、アクセサリー、メガネ、靴、鞄、靴下、下着、手袋、アパレル、衣料小物、タオル、家具、工芸品、電子製品、工具、金物等々、とにかく義烏では中国で生産されるあらゆる生活雑貨や日用雑貨が手に入ると考えて間違いはありません。 また、いずれの市場も非常に大きく店舗数も多いため、各市場の各ブースを一つ一つ丹念に見て回るだけで、十数日はたっぷりかかると言われています。

義烏の情報化
さらに、義烏小商品市場は独自の情報ネットワークを持ち、「中国小商品網」というホームページは50,000余りの情報を収集し、「小商品世界報」という情報紙は全国5,000個所の市場へ発送していますし、各ブースにはインターネット回線が引かれており、電子商取引にも備えています。

中国義烏国際小商品博覧会
義烏では1995年より年一回「中国義烏国際小商品博覧会」を開催しています。 当初はローカルな展示会であったものが2002年には中国対外経済貿易部、浙江省人民政府等が主催する国際的な展示会に昇格しました。その規模は回を追うごとに大きくなり、取引額が増加し続けているのみならず扱われる商品の品質も向上しています。