更新履歴

8月19日
情報誌『YIWU WALK』PDF版をUPしました。義烏市内地図や福田市場案内図を紹介しています。

6月11日
コラム『中国人とのおつきあい①挨拶・コミュニケーション』UPしました。

5月30日
浙江省視察買付サイトオープンしました。

5月10日 
義烏歴史探検記サイトオープンしました。

義烏の歴史

義烏市のはじまり
義烏(イーウー)はもともと浙江省の一つの貧困な農業県でした。浙江省(せっこうしょう)は上海に隣接していて、中国沿海部の一つ小さな省です。陸地面積は10.18万平方キロで、中国全国総面積のわずか1.06%しかなりません。また、省内では76.8%の面積が山や川などで占めているため、耕地面積が少なく、全国耕地面積の約1.6%しか過ぎません。また、内陸地域と比べ人口密度が高く、一人当たりの耕地面積が非常に少なく、「人と土地」のジレンマは、浙江省の従来の課題でした。その上、浙江省は資源が乏しく、国からの優遇政策などほとんどなかったため、生活には特に厳しい地域でした。こうした厳しい環境の中で、浙江省の農民達は農閑期の暇を利用して、生活の必需品などを作って販売するようになりました。消費ニーズのある品物を発見し、勉強に働き、商品として販売すれば利益を得られるという感覚を、早くから身に着けていました。

義烏小商品城の誕生
1982年、農民出身の当時の義烏県政府書記(義烏県政府の最高責任者)は、こうした農民の考えを支援しようと、商業活動を重視し、「商業振興による都市建設」をスローガンに揚げ、日用雑貨の専門卸し市場として「中国義烏小商品城」の創設を認めました。現在、中国小商品城は150万平メートルの面積があり、40,000件の店があります。41業界、2000種類、40万アイテムの商品が揃い、国連と世界貿易機構により「世界最大の雑貨卸売市場」と指定されました。


義烏小商品城の発展
総人口は180万人(外来人口100万人)を超え、うち地方からの出稼ぎ者が約100万人に上ります。2009年の義烏市場の取引総額は同12.96%増の556億1000万元で、過去最高を更新しました。215国に60万コンテナを輸出。2008年全国改革開放模範都市の称号授与しました。買付に来る海外のバイヤーも年間約30万人で、駐在外国人も1万人を超え、昨年までで2900倍のGDP成長を遂げ、まさに国際貿易都市となっています。

義烏小商品城の発展(2)
浙江義烏国際商貿城はこのほど、国家旅行局によって「国家AAAA 級ショッピング観光地」に認定されました。中国でショッピング観光地が認定されたのは初めて。これまでに、中国は約400ヶ所のAAAA級観光地を認定したが、ビジネス分野の国家AAAA級旅遊景区は認定されていませんでした。

義烏の貿易
国際貿易に力を入れ始めた義烏では、この数年間輸出が急増しており、2005年、世界180ヶ所以上の国と地域に向けた輸出総額は前年比19%増の11億7000万ドルに達しています。このうち対日輸出高は前年比4.25%増の2858万米ドルで、主な輸出商品はアパレル、服装、スポーツ用品、おもちゃなどです。 現在義烏市内には外国企業のオフィスが約580ヶ所あり、韓国をはじめとする東南アジア諸国や中東などから約8000人の駐在員が常駐しています。日本企業は十数社ぐらい進出していますが基本的に大阪系です。

義烏市のICT戦略
また、義烏市政府はここ数年来、「デジタル義烏」の建設に向け、情報技術の応用を推し広めています。
市政府情報センター、科学技術委員会、警察、財政税務、教育、金融、通信などの関連部署の協力により、政務情報公開サイト、警察電子モニターシステム、税務管理サイト、IT情報サイト、金融サイト、教育サイト、テレビ電話会議ネットワーク、オンライン証券取引システムなどの情報化応用プロジェクトを相次いで完成し、同市の情報技術応用レベルの向上に密接に関わっています。

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